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新求道期間の道 スピナチュートの福音史家聖ヨハネ小教区ご訪問 |
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教皇と新求道者の諸グループの代表との間に交わされた対話が特に注目を集めた。彼等はスピナチェートの住民の間で信仰の道の歩みを続けている。二週間前、教皇が訪問された聖ルカ小教区と同様、ここ福音史家聖ヨハネ小教区にも、信仰の歩みを導入するため、カナダ人聖殉教者小教区の新求道者たちが来ている。ジャンピエロ・ドンニー
ニ氏、妻のアンナさん、娘のデボラさんは旅するカテキスタ一家でキリスト者になることを目指し、そのための道を歩み始めたばかりのスピナチェートの共同体を助けている。皆を代表して、ジャン・ピエロは毅皇に次のように話した。 |
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“私は、あなた方に言わなければなりません。ここに来ているオッセルバトーレ・ロマノの記者の方が、彼の話を逐一書きとめておられました。彼は今、私が話そうとしていることをも、すべて書いて……あとで併わせて両方とも記事にしてくれるでしょう。すべてを報道することは価値があり、よいことと思います。何故なら、ジャン・ピエロが述べたことは正しく、よい福音的なことで、私自身を含めて私共皆に慰めを与えています。彼が話したすべての事によって、あなた方の小教区及び全ローマの教会が如何に立派な伝統を持ち、又、管理機構があっても、それだけではなく、あなた方の共同体によって、生き生きとしているものであることが証明されているからです。” |
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“この生きているものは、信仰の恵みに照らされた我々一人一人によって出来上るのです。信仰について言えば、多くの人が信仰を持っています。私は、ひとかけらの信仰も持っていないような人はこの世に殆どいないと考えています。大抵の人は何らかの信仰を持っているものです。 |
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しかし、信仰の密度と信仰の根の深さには、人によって多くの段階があります。そこで、私たちは、信仰が私たちの人格、良心そして魂の中に、常にー層深く根を下すよう努めなければなりません。このように私たち各人の中に形成された強い、自覚的、且つ、個別的な信仰が使徒的なものとならなければなりません。私は、皆さんの求道共同体の根本的な意味はこのことだと考えます。新求道期間、新求道共同体とはきれいな名称です。何故なら、この名は、一度受洗を決意すると、何ヶ月も、何年も、特に四句節中に洗礼の準備をした昔の求道者を思い出させるからです。彼らは、このように準備し、大変な情熱と最大の喜びをもって洗礼を受けました。それをよく表わしているのが、白衣の主日(復活祭の次の日曜日)の伝統行事です。その日、新受洗者は洗礼志願者用の白衣を着用したのです。 |
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現在は確かにこのようなことが欠けています。それは、洗礼が生まれてー週間、一ヶ月という幼児の時に行われるためです。洗礼の準備として求められていた初代教会の決まりが、今は少し欠けています。今や、洗礼は与えられた事実となっていて、準備が熟して到達すべきものでなくなっています。ところで新求道共同体の運動は、私たちに今欠けているものを、何とかして埋めようとしています。 |
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皆さんのように既に成長した男女信徒が、受洗の時に立ち戻り、新たに生きるために洗礼の効果によって、私たちの一人一人にすでに与えられているものを、更に、新たにしようとしています。私たちは、既に洗礼を受けています。洗礼の事実は私たちのー人一人に存在しています。しかし、この洗礼とはー体何か、超自然的、神的、秘跡的であるその真の次元とは何か、また、そのすべての豊かさと、結果とは何か、更めて考え直すことが大切です。私は、それが良い道、良い道だと考えています! |
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このようにして、皆を励ます精神が他の人にも渡され、皆さんの経験と、大きい喜びが分かち合われます。このことは、祈りの中でも歌の中でも表現されます。この共同体は、きれいに歌います。何とよく歌うことでしょう ! このような共同体、このようなグループこそ、実に小教区のパン種です。ここには、遠くから来た人々も多く、異なるイデオロギーと関心において教会から遠く離れている人も少なくありません。洗礼の意義を自覚している人々は、彼らに、それを理解させるように生きなければなりません。彼らの大部分は洗礼を受けています。しかし、過去に洗礼を受けているものの、その洗礼は多かれ少なかれ、彼らにとって死んだようなものとなっています。繰り返して言うと、死んだと同じです! 従って洗礼の意義を自覚している人は、自分の小数区で友人や隣人に近づき、再び洗礼を生きることが出来るよう、彼らを助けなければなりません。これが、真のパン種です。 |
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そして、このパン種は、主が福音書で言っておられるように、全体をふくらませなければならないのです。 |
| (*) オッセルバトーレ・ロマノ紙 1979年11月19・20日 なお、それに録音からとられているものを含めた。 |